エイズ(HIV)感染症の症状

エイズ(HIV)感染症の症状

感染してから10年後ぐらいにエイズを発症する病気です。
さまざまな感染症を起こして、最後は死に至ります。
完治はできません。

エイズ(HIV)の特徴

誤った認識により偏見も・・ HIVやエイズという言葉を聞いたことがない、という人はいないことでしょう。
しかし、正しく認識している人は少ないはずです。
エイズは同性愛者や麻薬中毒者の病気である、という偏見を持っていませんか?
日本に上陸した頃に大きく取り上げられたので そうした偏見が生まれましたが、その後 輸血による被害もクローズアップされています。
そして全世界の実際の感染を調べると、この病気にかかっている人の7割が異性間の性行為が原因とされています。
つまり、普通にセックスしていも 移ってしまう病気なのです。
また、HIVの感染者は、先進国では減少傾向にあります。
しかし日本では、若い世代を中心に増加傾向にあるのです。
検査を受けていないキャリア(保菌者)も含めると、感染者数は1万人とも言われています。
感染源とならないためにも、正しい知識を取り入れることが大切です。


エイズ(HIV)感染症とは

HIV感染症は、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)が原因で発症する病気です。
主にセックスによって感染しますが、注射の回し打ちや輸血なども感染経路となります。
潜伏期間は7年~10数年です。感染しても症状が出ないことのほうが多く、出ても2週間くらいで自然に消えます。
そのため、ほとんどの人は 感染に気付きません。
症状としては、まず 2週間~2カ月後に、発熱,喉の痛み,リンパ節の腫れといった風邪のような症状が現れます。
しかし、放っておいても自然に症状は治まります。
ただ、治ったのではなく 体内に潜んでいるだけで、この無症状の状態をキャリアと言います。
ウイルスは、少しずつ免疫機能を破壊しています。
こうして 免疫力が低下すると、発熱,下痢,体重減少といった症状が出てきます。
さらに免疫力が落ちると、普段ならかかることのない「日和見感染」を引き起こします。
これがエイズの発症で、さまざまな症状が出てきます。
そして最後には死が訪れますが、カポジ肉腫や悪性リンパ腫などの悪性腫瘍ができると助からないです。
完治は無理なので、コンドームを使用して感染を防ぐ以外に 身を守る手立てはありません。
反対に、キャリアになったら 他人に移さない努力も必要です。


妊娠への影響

妊娠・出産への影響については、妊娠すると 病気の進行が早くなることがあります。
また、妊娠中や出産後に さまざまな感染症にかかりやすくもなります。
胎児への感染も懸念されるところですが、感染率は25~30%です。
ただし、妊娠中に抗ウイルス薬を服用することで、感染率を下げることは可能です。
そして、出産時の感染については、帝王切開によって退治への感染を防げます。
いずれにしても、妊娠前や妊娠中に 一度検査をしておくのがお勧めです。
なお、赤ちゃんが感染せずに生まれてきても、その後の生活で感染してしまえば意味がないです。
感染させないよう気を付けて接していきましょう。


治療と注意点

HIV感染症の治療は、抗ウイルス剤の投与によって行われます。
ただ、有効な薬の開発はなされているものの、治癒できる薬の登場には至っていません。
ですから いずれ死に至りますが、病気の進行をコントロールし エイズの発症を遅らせることは可能です。
また、日和見感染症の中にも、予防を行うことで発病を抑えられるようになった病気も幾つかあります。
注意点としては、完治することができないので、とにかく感染を防ぐことが大切だということです。
また、反対に、他人に移さない努力も必要です。
感染の可能性がある場合には、早く検査を受けるようにしてください。
そして、検査の結果 陽性であれば、他人に移さない行動を心掛けるととともに、今後の治療方針などを立てます。
男性のHIV感染症についても、症状,検査,治療など 女性と差はありません。
また、妊娠や出産への影響がないものの、子供と生活をしていく上では 女性と同じように感染させない努力が必要です。


エイズ(HIV)検査について

HIVに感染したかどうかは、血液検査だけで分かります。
検査は、保健所で 匿名かつ無料で受けられ、5~10分で終わります。
結果は 2週間後に分かりますが、陽性だった場合 確認検査が必要になります。
ただ、留意しておきたいのが、感染してから6週間~3カ月経たないと抗体ができないことです。
つまり、感染していても 血液検査で陰性になってしまうわけです。
ですから、3カ月ほど待ってから検査を受けるようにしましょう。

エイズ(HIV)感染症について

近年でも大きく危険視されている病気があります。
それが性病などの分野に含まれています。
特に現代ではHIV感染症が拡大している現実があります。
この病気は一般的にも非常に危険な内容になります。
HIV感染症については様々な感想があります。
中でもこれらは一度発症すると治療が困難なことも挙げられます。
そのため、まずは予防していくことが重要になっています。
その予防も基本的には簡単なことなのです。
実際には性行為の際に注意していくことで、多くの性病は予防できるようになっています。
当然のように、ここでは深刻なHIV感染症の予防も含まれています。
今ではHIV感染症もその症状が具体的に発表されています。
これらは人間の免疫力を低下させていく病気です。
また、その症状もすぐには表れてこないのも一つのポイントです。
つまるところ、個人でHIV感染症になってもはっきりと分からないのです。
だからこそ、最新の医療では検査なども行って対策をしています。
今のHIV検査は極めて重要な役割を持っているのです。
性病は決して甘く見てはいけない病気になります。
特にHIV感染症については非常に危ない病気です。
そのため、今では個人の予防が対応策の最初に挙げられます。

エイズ(HIV)や性病を早期発見するために

HIVとは性病の一つです。 エイズウイルスの一つで、感染すると免疫力が低下していきます。
その結果、健康であれば感染しないような病原体に感染して、様々な細菌やウイルスで病気になってしまいます。
そしてエイズ発症の目安となる代表的な病気23疾患に当てはまるとエイズ発症と診断されることになります。
HIVの感染ルートは主に性行為による感染・血液による感染・母子感染の3つがあげられます。
また、通常の生活では感染することはないといわれています。
早期発見するためには、やはり検査をするのが一番です。
全国各地の保健所や病院で検査を受けることができます。
保健所で検査を受ける場合には、無料・匿名で検査を受けることができます。
また、自宅で使用できる検査キットもあります。
注意点として、HIVに感染してもすぐには検査結果で陽性と出るわけではないので、感染したと思われる行為から3ヶ月経過してから検査を受けるほうが、より正確です。
現在の医療ではHIVに感染しても完全に治癒することができませんが、進行を遅らせることはできます。
もちろん、治療は早ければ早い方が良いです。
治療を早く始めるためにも検査は大切です。
また、感染しないためにもしっかりと予防することです。